若者の糖尿病患者が増えているのにはもう1つ大きな原因があります。
先にも書いたスポーツ飲料などによるものです。
ペットボトル症候群(清涼飲料水ケトーシス)です。
今の若い人達は首からペットボトルをぶら下げていたり、バッグには必ずペットボトルを入れて持ち歩く人も少なくありません。
小学生でも毎日持ち歩いている子供もいます。
このペットボトルの中身がスポーツ飲料や清涼飲料水の人も多いでしょう。
甘すぎず、喉の渇きを感じたら手軽に喉を潤すことができますから。
炭酸飲料と違ってガブガブ飲むこともできますし。
これを毎日繰り返しているうちに急性糖尿病になってしまうのです。
重度の糖尿病で、昏睡状態に陥ってしまうこともあります。
中身がお茶や水ならそんなことにはならずに済むでしょう。
しかし、スポーツ飲料や清涼飲料水を毎日たくさん飲み続けることで病気になることを知らない若者はたくさんいます。
スポーツ飲料や清涼飲料水のペットボトルにも注意書きなどありません。
スポーツ飲料は運動時に飲むためのものですから、表示がないのは仕方ないかもれませんが、一言大きく表示されていたならば、糖尿病にならずに済む若い人もたくさんいるのです。
水分の取り過ぎでだるいと感じることがあったとしたら、それは血糖値が上がっている合図ではないでしょうか。
生活習慣によって上がってしまった血糖値を下げるのは容易ではないこと、ペットボトル症候群と呼ばれる恐ろしい病気があることを多くの若い人にも知ってほしいと思います。
暑い夏の夏バテ時期にも血糖値に注意が必要です。
これはペットボトル症候群と関係していますね。
夏バテになりやすい人、なりにくい人がいるようですが、毎年夏バテになる人はできる限りの対策をしているかもしれません。
普段、夏バテにならない人がなった時は特に怖いですね。
夏バテは暑さで食欲がなくなったり、睡眠不足で体がだるくなったり、とにかく体調が悪くなります。
食欲がなく喉ごしの良いあっさりした食事ばかりになったり、ほとんど食事をとれなくなる人もいます。
それでも暑いから喉が渇き、水分を取りすぎることで更に体調が悪くなるのです。
この、水分の取り方や水分の中身で高血糖にも低血糖にもなるでしょう。
普段より食事量が減っていて、発汗量は増えていますから、ある程度のブドウ糖が含まれた水分を取るならば大丈夫だと思いますが、それを水代わりに飲んでしまったら高血糖になってしまいます。
逆に、食事でとる栄養価が少なく、エネルギーが足りない状態で水ばかり飲んでいたら低血糖になってしまいます。
これで夏バテが更にひどくなっているのかもしれません。
夏バテしてしまう人は、夏バテ時期の血糖値をコントロールすることも重要なのではないでしょうか。
毎年夏バテしてしまう人ならば、水分の取り方による危険性も知っているかもしれません。
スポーツ飲料や清涼飲料水を水代わりに飲むのが良くないというくらいの知識はあるのではないでしょうか。
血糖値のコントロールを心がけ、血糖値が上がってしまったら下げるようにしましょう。
年に一度の健康診断をきちんと受けている人ならば、最低年に一度は血糖値を測っているでしょう。
よく、医者から「血糖値が高い」と言われたとか、健康診断の結果、血糖値が高かったという話しを耳にします。
しかし、血糖値が上がっても初期状態ではほとんど自覚症状がないため、気付きません。
診断結果で血糖値が高くても、大して気にも留めない人もいます。
しかし、ここで防がなくては、後々自分の体が大変なことになるのです。
まず、高血糖の初期状態での症状をあげてみます。
・喉が渇きやすく、水分を多く取る。
・歯茎から出血し、口臭がひどい。
・倦怠感があり、体がだるく疲れやすい。無力感がある。
・風邪をひきやすく、感染症にもかかりやすい。
・食事をとっているのにすぐに空腹を感じる。大量に食べる。
・食事をとっているのに痩せる。
・尿の回数が増え、夜間は尿意で目が覚める。
・睡眠時間をしっかりとっても常に眠い。
・目が疲れやすく、かすむ 。
・傷の治りが遅くなった
・皮膚が乾燥して痒くなる
人によって、症状に違いや個人差があります。
ただ疲れているだけと見逃してしまいやすい症状です。
目が疲れやすくなったら眼科へ行ってしまうかもしれません。
皮膚が痒くなったら皮膚科へ行ってしまうかもしれません。
血糖値が正常でも、自分も当てはまる項目がたくさんあるように思えてしまうかもしれません。
しかし、トータル的に考えてみると、エネルギー源である血糖値に異常が起きているからだと思えます。
血糖値を下げながら上手く付き合っていくことが大切です。
高血糖になると、高血圧症や高脂血症になる可能性も高くなります。
メタボの人は高血圧にもなりやすくなります。
高血圧は脳卒中、心筋梗塞、動脈硬化などに至ってしまうこともあるものです。
高血圧は日本人にとても多いものでもあります。
治療法としては、食事療法や運動療法、降圧薬で血圧を下げたりします。
しかし、高血圧の人が突然運動を始めるのは危険ですので、医師の判断のもととなります。
降圧薬を服用する際はグレープフルーツを食べてはいけなかったり、薬を飲むだけでも好きなものを我慢しなくてはならなくなったりします。
高脂血症も動脈硬化などに至ってしまうこともあります。
高脂血症は自覚症状がないので気付きにくいものです。
そのため、健康診断や血液検査が必要なのです。
高脂血症の治療法も食事療法や運動療法などです。
高血糖も高血圧症も高脂血症も、いずれも食事や運動がとても大切なもので、一番大切なのはやはり食生活です。
「血糖値を下げる、血圧を下げる、コレステロール値を下げる」、そんなことを考えて生活しなくても良いように、日頃から「血糖値を上げない、血圧を上げない、コレステロール値を上げない」食生活や生活習慣が大事なのです。
好きなものを好きなだけ食べている生活は、こんなに恐ろしい病気と隣り合わせの生活なのです。
簡単に治る病気など一つもありません。
体の大切な機能を破壊している生活なのです。
病気にならない体を目指す生活が大切です。
お酒やたばこは血糖値と関係があるのでしょうか。
お酒はカロリーの高いものもたくさんあるので、血糖値が上がる場合もあります。
カロリーが少ないお酒でも、おつまみを食べたりラーメンを食べたりすることで血糖値が上がります。
ダイエットをする際にも、お酒を飲むとおつまみで太るからとよく言われていますね。
お酒を飲むとどうしても何か食べたくなってしまう人は要注意ですね。
そして、酔いが回ってくると空腹感を感じてしまうこともありますが、それはアルコールによって感覚が麻痺しているに過ぎませんので、
くれぐれもダラダラと食べ続けないことです。
しかし、お酒は体に悪いだけのものではないので、血糖値が高めだから禁酒するということまでしなくてもよいのではないでしょうか。
血糖値が高めだからと何から何まで我慢する必要はないですし、普段から血糖値のコントロールをしているのなら、好きなものを食したりたまにはお酒を飲んでも問題はないでしょう。
高血糖の人にはお酒は良いとは言えませんので、飲みすぎにだけはならないよう、たまのお楽しみにして控えましょう。
糖尿病にかかっている人は医師から禁酒を告げられることもありますので、その時は自分の体のことを考えて素直に禁酒しましょう。
逆に低血糖の人がお酒を飲みすぎると、昏睡状態に陥ってしまうことがあります。
ですので、低血糖の人は飲酒に要注意です。
どうしても飲みたい場合は、少しずつ何かをつまみながら、自分は低血糖であるということを頭の隅におきながら楽しみましょう。
血糖値が気になる人でも一切禁酒することはなく、お酒はほどほどにということではないでしょうか。
血糖値が気になる人にとって、お酒が良いものではないのは確かです。
わざわざ病気になるような飲み方をしないように心がけましょう。
血糖値が正常で、至って健康体の人でも、お酒の飲みすぎで病気になってしまうことはあります。
自分は健康だからとたかをくくってはいけません。
毎日の飲酒に毎日のおつまみなど、メタボや高血糖や低血糖、肝臓病などになる可能性もあります。
一日頑張って働いて、その労いにビールを1杯飲んだり、仕事帰りにたまに仲間とお酒を飲むのはストレス発散になりますから、飲み方を心得て楽しめると良いですね。
毎日の晩酌は、一日汗水流して働いてきた人へのご褒美なのかもしれません。
では、たばこはどうでしょう?
たばこは直接血糖値を上げたり下げたりするものではないようですが、たばこは体に害しか与えないものです。
高血糖により血流が悪くなっている場合、たばこを吸うことによって更に状況を悪化させ、血栓ができてしまいます。
血管が詰まり、心筋梗塞や脳卒中などに至ってしまうのです。
糖尿病にかかっている喫煙者はすぐに禁煙するよう医師から告げられるでしょう。
糖尿病で喫煙していると大変な事態になるからです。
毎日血糖値に気をつけて、血糖値を下げる努力をしていても、禁煙できなければ後々恐ろしいことになります。
たばこはなかなかやめられません。
しかし、自分は病気になっても禁煙はしないと考えていたとしても、そのために看病を強いられる家族はどんなに大変で辛い思いをすることになるでしょうか。
糖尿病は今では生活習慣病として誰もが知っている病気ともいえるでしょう。
太っているからかかる病気ではありません。
痩せていても糖尿病の人もいるし、最近では糖尿病にかかってしまう子供も増えてしまいました。
自覚症状がない人も多く、例え糖尿病と診断されても、これだけ耳にする病名なので対したことはないと思い込み、治療を受けなかったりします。
それでは、糖尿病とは一体どんな病気なのでしょう。
食後などに血糖値が上がりますが、インスリンというホルモンが分泌され、血液中のブドウ糖を私達の体のエネルギーに変えてくれるという役目を果たしています。
このインスリンのお陰で、上がった血糖値が下がり、通常に戻るのです。
高血糖は、そのインスリンの分泌が正常に行われなくなり、血液中のブドウ糖が多すぎる状態にあたります。
その高血糖が慢性的になってしまい、空腹時でも血糖値が126mg/dl以上になってしまうのが糖尿病です。
常に血糖値が高い状態で、自力で血糖値を下げることができなくなります。
上記のものは糖尿病そのものですが、もっと怖いのが糖尿病による合併症です。
糖尿病に気付かず、治療をせずに放置していると合併症を招きます。
合併症には実に様々なものがあり、死に至るケースもあります。
身内に糖尿病患者がいた場合はどうしても糖尿病にかかりやすくなってしまいますが、そうでない場合、血糖値に注意し、生活に注意すれば糖尿病にかかるリスクはとても減るのです。
糖尿病は高血糖が続く状態ですが、先にも書いた通り、高血糖が続くことにより引き起こされる様々な合併症が怖いのです。
そして、合併症にかかるまで糖尿病に気付かない人が多いという現実があります。
血糖値に注意し、高めだと思ったらすぐに下げることを考えていたら、そんなことにはならないのです。
糖尿病の合併症の中でも早期に起こりやすいのが、神経障害です。
神経障害ですから手足のしびれ、痛むということがあります。
この症状はよく耳にする人も多いのではないでしょうか。
筋力が低下していき、感覚が鈍くなったりします。
感覚が鈍くなることにより、怪我をしても気付かずに過ごし、感染症を起こし、壊疽してしまうことさえあります。
合併症で網膜症になり、失明するという話しも聞いたことがあります。
高血糖により、網膜にある血管が詰まってしまい、視力の低下や失明に至ってしまうのです。
糖尿病で失明?と思う人も多いでしょうが、実際に糖尿病の合併症で失明してしまう人は多いのです。
合併症により腎症になってしまい、高血糖により腎臓の毛細血管を硬くさせてしまい、血液透析をしないと自力では血液のろ過ができなくなってしまうこともあります。
そして、高血糖により血管が硬くなってしまうため血管疾患にかかり、動脈硬化になり、動脈硬化によって心筋梗塞や狭心症、脳出血や脳梗塞にまで至ってしまうのです。
血管疾患もよく耳にする病気です。
このように、糖尿病によって様々な合併症が引き起こされる訳です。
糖尿病の治療法はどのようなものでしょう。
糖尿病は高血糖の状態が続いてしまうものですから、血糖値を下げること、血糖値を正常値に近づけることが治療となります。
どの治療法も耳にしたことがある人が多いと思います。
食事療法、運動療法、薬物治療などです。
知人の兄弟が糖尿病にかかった時も、まず病院に親御さんが呼ばれて、食事療法について詳しい説明を受けたと聞きました。
食事療法は、食事の量、カロリー、糖質などに注意して、高血糖にならないようにコントロールするものです。
運動療法も運動不足で高血糖にならないように、適度な運動で血糖値を正常値に近づけることです。
高血糖になってしまった場合、血糖値を下げるためにまずは運動が必要になります。
これは空腹時の血糖値が下がっている時間帯に行うと逆に低血糖になってしまうことがありますから、空腹時は避けた方がよいでしょう。
しかし、自分で勝手に決めて始めてしまってはいけません。
血糖値が高いと診断されたら、まずは医師の指示にきちんと従って運動を始めることです。
特に糖尿病患者で薬を服用している人は、運動によって低血糖に陥りやすいので注意が必要です。
特に激しい運動をする必要はなく、ウォーキングや体操などでよいのです。
今日はちょっと食べ過ぎたからいつもより激しい運動をしようなどといったことは禁物です。
気が向いた時だけするのではなく、毎日決まった時間に続けることが大切です。
糖尿病になりやすいメタボな人など、運動が苦手な人も多いでしょう。
ウォーキングや体操ならいつでも誰でもできます。
そして、ウォーキングや体操などの有酸素運動が血糖値を下げるのです。
普段はウォーキングで、天気の悪い日は体操といったようにうまく組み合わせるのもよいですね。
朝食を食べた後、出勤する際にできるだけ歩くだけでもウォーキングになるでしょう。
お年寄りがある日突然ウォーキングを始めて倒れてしまったというニュースを目にすることもあります。
運動はよいことですが、何よりもまず、健康のために運動を始めようと考えるより、自分の体の今の状態を知ることが大切です。
薬物治療もテレビなどで一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
血糖値を下げるための飲み薬(経口血統降下薬)を服用する必要があり、インスリン注射でインスリンの分泌を助ける必要もあります。
飲み薬も注射も毎日毎日欠かさず一生続けなければいけません。
続けることをやめてしまったら取り返しのつかないことになってしまうからです。
そして薬物療法では、どちらも薬や注射の効果により低血糖になってしまうこともあります。
よくテレビで目にしませんか?
糖尿病の治療をしているのに、角砂糖などの糖質をとってコントロールしている患者さんを。
常に高血糖の状態を防ぐために血糖値を下げ、それにより低血糖になってしまうこともあるのです。
糖尿病は人によって症状も治療法も様々でしょうが、一度かかってしまうと常に自分の体と生活に注意しながら一生を過ごさなくてはいけなくなるのです。